今日は「母の日」なんだってね。自分の母はすでに他界してて、結婚もしてないわたしには子供にいないから無関係なんだけど。
どうしても、「母の日」というと、嫌な思い出、胸に引っかかる思い出、しか残って無くて・・・・・
小学生の時、宿題で、紙でカーネーションを作って、お母さんへの感謝の手紙を書いてくるように、言われて。
一番仲のよかった啓子ちゃんとふたりで、わたしの家で作ってた。
啓子ちゃんは、小学校に入学する前にお母さんが病気で亡くなっていて、入学式にはセーラー服姿のお姉さんが来てたんだよね。
先生は、言ったワケ。
「お母さんのいる人は、赤いカーネーションを、お母さんのいない人は白いカーネーションですよ」
クラスで、仲良しの啓子ちゃんだけ白いカーネーションだったのが、すごく嫌な思い出として残ってる。
ふたりで一緒に母の日の宿題をやってるのに、啓子ちゃんは「お母さん、ありがとう」という手紙は書けないワケ。
自分も、啓子ちゃんの前で、何を書いていいかわからなくて「思いつかないや。もう後でやる」と言って、カーネーション作りと手紙を書くのをやめて、啓子ちゃんと別の遊びをしようって言って、この話題が続くのを避けたのを、今でも鮮明に覚えてる。
どうして先生はこんな残酷なコトをするんだろう、と、母の日は嫌な思い出として刻まれてしまった。
今の学校教育がどうなってるか知らないけど、あれから20年、30年と過ぎて、母子家庭も父子家庭もわりと当然になってきたのだから、まさかこんなひどい教育はしてないと思うけど。
20年、30年経っても、子供の心に刻まれたコトは消えない、と、教師はわかってくれるかね。。。
啓子ちゃんは、あれから看護婦さんになって、わりと早い時期に結婚して、元気な男の子がふたりいる。
今日は「お母さん、ありがとう」って言ってもらってる、と思う(^_^)
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