結局「アクセス解析」は・・・
いろいろ反響を呼んでしまった「アクセス解析」。まだトラックバックがトラックバックを呼んで続くかもしれないけど、震源元としてはひとまずこれを区切りにします。
初回「アクセス解析に思う」
2回目は「続・アクセス解析」
全てのトラックバックに反応する事はできないし、またblog文化は全てに反応しなくちゃならないモノでもないしね。気になった点だけ。
それと、前回も書いたけど、「いい」とか「悪い」とか結論を出す話しではないのです。それぞれがどう考えてどうするか決めればいい話ですので。
「アリストック」のalisatoさんが『[blog]アクセス解析』で
などといわれると、むっとして「アクセスカウンタでは分からないことがあるから解析をいれてますがいけませんか?」と言い返したくなる。
と、「むっとした」という反応をくれたが、アクセス解析がどういうものかわかっていて、意図を持ってやっている人はそれでいいのだ、と何度も書いているワケだ。みんながつけたから付けてみた、という人に、アクセス解析というのは何をしているモノか理解して欲しい。理解した上で利用して欲しい、という呼びかけなのだ。
ところで、前回アクセス解析で個人情報が知られる事はない、と書きましたが、自分のサイトから移動したりすれば、その行動は残ります。
「つねのとおり」ぶたぴぃさんの『解析余話』にもあります。
1.IPやリファラーから友人の来訪を知り、元気そうだ(ちゃんと生活してそう)とか、
あなたの痕跡は確実に残しているので、その点は知っておいてください。個人情報が知られる事はなくても、個人の特定は可能です。
気になったのは、アクセス解析で、どんな言葉で検索されて見に来ているかをすごく気にする人がけっこういた事。それを元によりクオリティの高いサイトにする事を目指している人、言葉を選ぶ事が楽しい人はいいけれど、使う言葉を気にしていては、書きたいコトが何も書けなくなる、自由に書きたいコトを書いた方が気持ちいいのにな、と思った。
つまり、たまたま使った言葉で検索されて来た人がいるけど、その事について詳しく書いてないので申し訳ない。次からは気を付ける、という話しだったり。検索されやすい言葉を使わないようにしようと思う、という話し。
どんな言葉を使った所で、検索はされると思う。どんな言葉にも、検索される可能性はあると思う。気にしていたら使える言葉はなくなってしまう(^_^;)。また、わたし自身趣味と仕事で、かなり検索してサイトに飛ぶことがあるけれど、別に詳しく書いてないからって何とも思わない。むしろ探し物をしているのだから、ヒットしない方が多い、ヒットすればもうけものなのだ。求める内容がなければさっさと次のサイトに行きますって。
それに、その言葉で来た人が何を探して来たかまではわからない。詳しい内容など求めてない事もあるだろう。
だから、人が来ないようにしたいサイトだからと使う言葉を選んでも、必ずどれかの言葉は探している人はいると思う。
そういう意味からわたしはこの考えにすごく賛同する。
「ホコタテブログ」つーとんさんの『アクセス解析の意味』
まず、ウチのサイトの話からしましょう。ホコタテブログはアクセス解析を付けていません。その理由のひとつは、訪問者を過剰に意識したくないからです。「サイト運営はまず運営者たる自分が楽しまなければならない」と常日頃考えている私にとって、アクセス解析は訪問者を意識することそのものなのです。サイトを運営していて、カウンターが回れば嬉しい、掲示板に書き込みがあればもっと嬉しい。その喜びがサイト運営する後押しになります。しかし、それがいつしか「見に来てくれる人がいるんだから、サイトを更新しなければ」といった義務感に変わってしまう。そうなるともう趣味じゃなく半ば仕事と化してくるわけで、全然楽しむなんてできないんですよね。そこへさらにアクセス解析なんてものがあったら、余計に訪問者を意識することになってしまいます。だからサイト運営を楽しむためには、他者を意識するんじゃなく、自分が書きたいことを書き、自分のペースで更新することが大事だと、私は考えているわけです。
「カウンターが回れば嬉しい、掲示板に書き込みがあればもっと嬉しい。その喜びがサイト運営する後押しになります」
「そこへさらにアクセス解析なんてものがあったら、余計に訪問者を意識することになってしまいます」
「自分が書きたいことを書き、自分のペースで更新することが大事だと、私は考えているわけです」
そうなんですよ。前にも書いたけれど、たまたま単語を検索して通り過ぎていく人より、反応してくれて、愛読者になってくれる人の方がよっぽどうれしいと、わたしは思っている。
見に来てくれる人を意識しても、わたしはわたし、変わらない。自分が書きたいコトを自分のペースで書くことが、一番だと思う。
(他にも「ホコタテブログ」つーとんさんの記事には、大手企業からのアクセスを自慢げに書く人のこと、つまりアクセス解析の中味を軽んじてはいけないということとか、自分がやられたくない事は自分もしないということとか、気にした方がいい事がたくさんある)
これを機に、アクセス解析を付けてみた、という人も何人かいた。ぜひともどういうモノかこれを機に理解して欲しい。
でも、その結果に振り回されるような事なく、書き続ける事の方を目指して欲しい。
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Comments
nariです。
・・・ん~と、まぁ、
所詮道具は道具な訳で、それをどう使うかというのは最終的には個々人の考え方では無いかと・・・
自動車をレースに使おうが、家族旅行に使おうが、デートに使おうが、荷物運びに使おうが、買い物に使おうが、人それぞれ事情や目的、意義があるわけで。
そんな所で良いのではないかと、個人的には思っても見たり。
では。
Posted by: nari | 2004.01.21 12:41 AM
nariさん
まぁ、ごちゃごちゃといろいろ書いてますが、何にも知らずに無防備なままの人や、知らずに間違ったままの人が、ひとりでも減ればいいや、と思ってます。
Posted by: まちゃみ | 2004.01.21 05:00 AM