「MyClip」に関する騒ぎは終わったんでしょうかね? では、使い始めてみての感想やリクエストや、思うことを。
いったんネットに出したモノは誰にどうされていてもそれを止めることは難しいという話しは昨日の記事
ネットに出したらどう料理されてもしょうがない部分はあるが ←こっちに。
まず、自分のサイトに付けてみて、さて、何をクリップしようか、と考えると、せっかく自分のサイトに来てくれる人が、見てよろこぶ(おっ! と思うとか、へぇ~と思うとか、さすがこういう選択をするか、と感心されるとか)モノにしたいと思った。
自分の覚え書き、みたいなクリップもありだと思う、それには自分の個性が必ず出るハズだし。
自分で自分のサイトの記事をクリップすることの是非も論じられていたようだけど、わたしも好まれない行為だろうな、と思った。なぜか? そのサイトにはすでにその記事は存在しているから。そしてこの「MyClip」にランキングというモノがついていたりするから、自分の記事を目立たせるための行為と取られるような感じがした。
これが、例えば「おにぎり」に関するクリップ集とか、テーマのあるモノになっていて、その中に、自分の過去に書いた記事も1つ2つ含まれている、というのなら、それは問題ないと思う。
また、こうしたテーマのあるクリップで、見に来る人を楽しませる、っていう使い方もあると思った。週間でも日刊でもテーマを変えたクリップ集。
ランキングに関しては、わたしは順番を付けるとか、競い合うということが大嫌いなので、ランキングには興味がない。
なので、これはMyClipのサイトを見に行かなければ、見なくて済むので、それでいい。ランキングが好きな人は気にすればいいだけのこと。
誰が一番早くクリップしたか、みたいな事を競うような言葉もあったけど、これも意味がない。一番だから、なに? って感じ。
なのでこういう面はあんまり強調して欲しくないな、と感じた。提供側に対して。
で、サイトを見に行っても、けっきょくいろいろな人がそれぞれにクリップした記事がならぶので、結局バラバラでやっぱりあんまり意味がない(わたしには)。新着一覧と変わらなくて、自分の読みたい記事にあたる確率は低くなる。
それより、自分がおもしろいと愛読しているサイトの人がクリップした記事があれば、そっちを見る方がよっぽど興味の範囲が似ていておもしろいだろうと思う。
結局、人だ。
その人の個性が、クリップした一覧をおもしろくする。
自分の預かり知らぬ所でクリップされるのがイヤ、って話しがあったっけ? このMyClipって、blogのためだけじゃない、普通のサイトもクリップできる。じゃコメントもトラックバックもできないサイトにもお知らせを強制するのか? って話しだ。
そんなことより、わたしゃ、他人の書いた記事を、いかにも自分が見つけたように、のうのうと書いている人の方がよっぽど神経を疑う。
スタートしてたかだか3日か4日で、そのツールがいいの悪いの、決められるワケない。
これからもっとおもしろい使い方のアイディアが出てくるかもしれない。
結局、ツールがいいモノになるか、悪いモノになるか、それは使う側のモラルとか意識で決まるんじゃないかなぁ。
例えば、携帯電話はとても便利なツールだけど、おれおれ詐欺や麻薬密売の道具に使ったら、悪の道具だ(ちょっと例えがかけ離れてるかもしんないけど(笑))。
まずMyClipを使いはじめた人たちが、興味深い、見て意味のあるクリップをすれば、他の人もクリップ記事を見るのが楽しくていいことだとこのツールは浸透するだろう。
使い始めた人たちが、自分の記事ばかりクリップしていたり、ただ一番を競っていたり、どこへ行っても同じような記事しかなかったら、 MyClipは見向きもされないモノになっていくだろう。
やっぱり使う人次第だ。
高速道路の料金をノンストップで通れるハイウェイカード(車に乗らないから、ETCカードと間違ってましたがな(笑))は、便利なはずが、高額カードを偽造して金儲けする集団の方が増えてしまって、結局高額カードをひっこめた、これなども、使う人のせいでツールの価値も下がった例かな(やっぱり例がかけ離れてて、ごみん(^^;))。
提供側の内藤裕紀さんのサイトには、「ソーシャルネットワーキング」っていう、今一番うさんくさい(すいません、現時点ではそう思ってます(^^;))事をしようとしてる予定がある、とか書いてありますが、それは、「そ~しゃるねっとわ~きんぐ」が好きな人たちが参加してやっていればそれでいいです。わたしは、自分のサイトに、自分のセンスを見せるツールとして使ってみようと思います。
そういう使い方で、十分です。
で、ついでに、リクエストしておくと、わたしが「おっ!」と思うジャンルが選択種の中にありませぬ。
雑学とか、おもしろ系とか、サブカル系とか、そんなジャンルもあるとうれしいです。
誰もクリップしないようなヘンな事を扱った、わたしにとってはナイスな記事とか、ひとりしかクリップしないマイナーだけどすごい読み甲斐のある記事こそ、わたしは好きです。
だから将来、ジャンル別に一目でいろいろな人のクリップしたクリップ集がMyClipのサイトに出来たら、サブカル系や雑学系を見に、サイトに行くようになるだろうな。今は早さを競ったりランキングを競ったりが全面に出ているので、見たくない。
タイトルに書いたとおり、ツールは使う側次第で、善にも悪にもなるし、みんながいいと思えば流行るし、いいと思わなかったら消えていく。まだ出てきて1週間弱なんだぜ(笑)。
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